子供の集中力畳でアップ、イグサに持続効果
畳などに使われるイグサには子供の集中力を持続させる効果が認められることが、北九州市立大の森田洋准教授(生物資源工学)の研究で分かった。
香りや色、感触が適度に緊張をほぐして集中力を長続きさせるといい、六日に研究結果を発表する。森田准教授は、福岡市内の学習塾に畳敷きの特別教室をつくって調査を実施。
中学一年生233人、小学五年生90人の計323人を対象に、畳教室と普通の教室で二桁から四桁の足し算や引き算を、30分間に何問解けるか調べた。
その結果、普通の教室で解いた問題の数(解答数)は平均129問だったのに対し、畳教室では平均約145問で個人の伸び率の平均が14.4%に上昇。とくに小五の解答数の伸びは24.3%で中一の12.4%の倍だった。正解率は普通教室88.5%、畳教室90.4%でほぼ一緒だったが、集中力には有意な差が表れたといい、森田准教授は「低学年ほど集中力の持続効果が望める。学校や塾、子供部屋に畳を導入することをお勧めしたい」と話している。
森田准教授の分析では、イグサにはバニラに含まれるバニリンや、樹木と同じフィトンチッドなどの香り成分が含まれ、リラックス効果がある
    2008/2/6日経新聞掲載